相続した実家を売るかもしれない。

まずは今、
いくらくらいの価値があるのか知りたい。

そんなときに目にするのが、
「不動産一括査定」
というサービスです。

でも、少し不安ではありませんか?

「入力したら営業電話がたくさん来る?」
「本当に無料なの?」
「高い査定額を出した会社を選べばいい?」
「一括査定を使ったら売らなければいけない?」
「相続した実家でも査定してもらえる?」

結論からいえば、
不動産一括査定は
実家の価格を比較するための方法の一つ
として使えます。

ただし、
「一番高い査定額の会社を選べばいい」
というものではありません。

一括査定の目的は、
「最高額を見つけること」ではなく、
実家の相場と、
任せられる会社を見つけること。


メリットとデメリットを知ったうえで使えば、
相続した実家をどうするか考える
最初の判断材料になります。

この記事でわかること
  • 不動産一括査定とはどんなサービスか
  • 相続した実家でも利用できるのか
  • 一括査定を使う5つのメリット
  • 利用前に知っておきたいデメリット
  • 営業電話や連絡への考え方
  • 査定額が会社ごとに違う理由
  • 一括査定で失敗しない7つのポイント
  • どんな人に向いているか

不動産一括査定とは?

不動産一括査定とは、
一度物件情報を入力することで、
複数の不動産会社へ
査定を依頼できるサービスです。

通常であれば、

A社のサイトへ入力。
次にB社へ入力。
さらにC社へ入力。

と、
一社ずつ問い合わせる必要があります。

一括査定では、
その入力作業をまとめて行えるのが特徴です。

01
物件情報を入力

実家の所在地、土地・建物の情報などを入力します。

02
査定会社を選ぶ

対応可能な不動産会社の中から、
査定を依頼する会社を選択します。

03
各社から査定を受ける

査定価格や売却方法について説明を受けます。

04
比較する

価格だけでなく、
根拠や担当者、売却方針まで比較します。

「査定」と「売却契約」は別

査定は、
不動産会社に売却を依頼する前の段階です。
査定を受けただけで、
その会社と媒介契約を結ぶことになるわけではありません。

相続した実家でも一括査定は使える?

相続した実家についても、
売却価格を知るために
査定を依頼することはできます。

ただし、
普通の自宅売却とは違い、
相続特有の確認事項があります。

査定前に分かる範囲で確認したいこと
  • 実家の所在地
  • 土地・建物のおおよその広さ
  • 築年数
  • 現在空き家なのか
  • 誰が所有者になっているのか
  • 相続人は何人いるのか
  • 遺産分割が済んでいるか
  • 相続登記が済んでいるか

これらすべてが分からなければ
査定できないという意味ではありません。

まずはおおよその価格を知り、
その結果を見て
家族で売却を検討するという使い方もできます。

査定できることと、実際に売れることは別

査定はできても、
実際に売買契約や所有権移転を進めるには、
相続関係や不動産の名義を整理する必要があります。
相続人同士でもめている場合は、
先に遺産分割などの問題を整理する必要があるケースもあります。

不動産一括査定を使う5つのメリット

01

実家のおおよその相場が分かる

一社だけの査定では、
その価格が高いのか低いのか
判断しにくいことがあります。

複数社の査定を見ることで、
実家がどの程度の価格帯で評価されているのか
分かりやすくなります。

02

自分で一社ずつ探す手間を減らせる

実家が遠方にある場合、
その地域の不動産会社を
一から探すのは簡単ではありません。

一括査定なら、
対応可能な会社を比較する入口として使えます。

03

会社ごとの売却方針を比較できる

同じ家でも、
不動産会社によって
売却の考え方が違うことがあります。

「土地として売る」
「中古住宅として売る」
「リフォームせず現状のまま売る」

など、
提案を比較できることもメリットです。

04

担当者を比較できる

不動産売却では、
会社だけでなく
担当者との相性も重要です。

説明が分かりやすいか。
質問にきちんと答えるか。
急いで契約させようとしないか。

複数社と話すからこそ、
違いが見えてきます。

05

家族で話すための数字ができる

相続した実家について、
兄弟で
「売る」「残す」の意見が分かれていることもあります。

実際の査定結果があれば、

「もし売ればこの程度」
「この金額なら売却を考える」

と、
感情だけではなく
数字をもとに話しやすくなります。

一括査定の一番の価値は、
「高く売れる会社」を見つけることより、
比較するための材料を増やせること。

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相続した実家、今いくら?

売ると決める前に、まず今の価値を知っておく。

複数の不動産会社へ査定を依頼すると、
査定価格だけでなく、
売却方針や担当者の違いも比較できます。

査定したからといって、
すぐに売却を決める必要はありません。

無料で査定を比較する →

知っておきたい4つのデメリット

一括査定には便利な面がありますが、
利用前に知っておきたい点もあります。

01

複数の会社から連絡が来る

複数社へ査定を依頼する仕組みなので、
それぞれの会社から
電話やメールなどで連絡が来る可能性があります。

02

査定額に差が出る

会社によって
数百万円単位で査定額が違うこともあります。

初めて利用すると、
「結局どれが正しいの?」
と迷うことがあります。

03

すべての不動産会社を比較できるわけではない

一括査定サービスで表示される会社は、
そのサービスと提携している会社などに限られます。

地域のすべての不動産会社が
必ず候補になるわけではありません。

04

査定価格と実際の売却価格は違う

査定価格は、
売却価格を保証するものではありません。

実際の売却価格は、
購入希望者との交渉や市場状況などによって変わります。

高い数字だけを見ない

一括査定で最も注意したいのは、
査定額をランキングのように見ることです。
査定額が高い理由が説明できるのかまで
確認しましょう。

営業電話はたくさん来る?

一括査定を使うときに、
多くの人が気になるのが
営業連絡です。

複数の会社へ査定依頼を出せば、
原則として
複数社とのやり取りが発生します。

これは、
一括査定の仕組み上ある程度避けにくい部分です。

連絡が嫌なら「依頼する会社数」を考える

比較したいからといって、
最初から必要以上に多くの会社へ
査定を依頼する必要はありません。
自分が対応できる範囲で
数社を比較するという考え方でも十分です。

また、
サービスによって
連絡方法や依頼できる会社数、
査定の仕組みは異なります。


一括査定を使う前に、
「何社へ依頼されるのか」
「どのような連絡があるのか」を
利用条件で確認しておきましょう。

なぜ査定額は会社によって違う?

同じ実家なのに、
不動産会社によって
査定価格が違うことがあります。

これは、
必ずしもどこか一社が
間違っているという意味ではありません。

査定で見られる主な要素
  • 周辺の成約事例
  • 現在販売中の競合物件
  • 土地の広さ・形状
  • 道路との接し方
  • 駅や生活施設への距離
  • 築年数
  • 建物の状態
  • 地域の需要
  • 会社が持つ購入希望者の情報

また、
不動産会社が
「どのくらいの期間で売ることを想定するか」
によっても価格の考え方は変わります。

たとえば

「できるだけ3か月以内に売りたい」
場合と、

「時間がかかっても、
少し高い価格を目指したい」
場合では、

売り出し価格の提案が違うことがあります。

一番高い査定額を選んではいけない?

必ずしも、
高い査定額を出した会社が悪いわけではありません。

問題は、
その金額に合理的な根拠があるか
です。

3社の査定結果

A社 2,700万円
B社 2,850万円
C社 3,500万円

C社だけ大きく高い場合、
「どうして他社より650万円高いのか」
を聞いてみます。

近隣で高値の成約実績がある。
特定の購入希望者がいる。
土地として高く評価できる。

など、
納得できる理由があるなら
高い査定にも意味があります。

査定価格=買取価格ではない

仲介による査定価格は、
不動産会社がその価格で買い取ってくれるという意味ではありません。
市場で購入者を探した場合に
売却できると予想する価格です。

一括査定で失敗しない7つのポイント

01

最初から会社数を増やしすぎない

比較できる範囲で依頼し、
一社ずつ説明を聞けるようにします。

02

査定額だけを比較しない

金額と一緒に、
その根拠を確認します。

03

似た物件の売却実績を聞く

同じ地域、築年数、
戸建てなどの売却経験があるか聞きます。

04

相続不動産の経験を確認する

相続登記、空き家、残置物などについて
経験がある会社だと相談しやすくなります。

05

売却までの期間を聞く

「この価格なら何か月くらいを想定していますか?」
と聞いてみましょう。

06

売却に必要な費用を確認する

仲介手数料だけでなく、
測量、解体、残置物処分などが必要になるか聞きます。

07

その場で契約を決めない

査定を受けた日に
必ず不動産会社を決める必要はありません。
一度比較してから選びましょう。

査定したら売らなければいけない?

ここは、
初めて利用する人が
特に心配しやすいところです。


査定を受けたからといって、
必ず実家を売る必要はありません。

たとえば、

査定結果を見てから考えてもいい
  • 思ったより高ければ売却を検討する
  • 価格が低ければしばらく保有する
  • 賃貸にした場合と比較する
  • 兄弟で改めて話し合う
  • 将来自分が住む選択肢を考える
「売るための査定」ではなく、
「どうするか決めるための査定」
と考えてもいい。

実家の価値を知らなければ、
売るか残すかを比較することもできません。

CHECK THE VALUE

売るか迷っている段階でも、査定していい

まずは実家の「今の価値」を知るところから。

売る・残す・貸す。
どの選択をするにしても、
実家の価値が分かると比較しやすくなります。

実家の査定価格を比較する →

一括査定が向いている人・向かない人

向いている人 別の方法も検討したい人
実家の相場が分からない すでに信頼できる不動産会社が決まっている
複数社を比較したい 複数社との連絡を避けたい
実家が遠方にある まだ家族間で売却の話が全くできていない
どの会社に相談すればいいか分からない 遺産分割そのものでもめている
売却するか迷っている 特殊な権利関係など法律問題がある

特に、
兄弟間で
「誰が実家を取得するのか」
自体が決まっていない場合は、
査定と並行して
相続関係の整理も必要になります。

問題によって相談先を分ける

家の価格を知りたいなら不動産会社。
相続登記なら司法書士。
税金なら税理士。
相続人同士の法律上の争いなら弁護士。
「何に困っているのか」で相談先を分けると整理しやすくなります。

相続した実家を査定するときの流れ

STEP
01

実家の基本情報を確認する

所在地、土地・建物の広さ、
築年数などを分かる範囲で確認します。

STEP
02

査定を依頼する

一括査定などを利用して、
比較できる範囲で複数社へ依頼します。

STEP
03

査定額と根拠を確認する

金額だけでなく、
周辺相場や売却実績なども聞きます。

STEP
04

家族で選択肢を比較する

売却・賃貸・保有などを
査定結果も含めて考えます。

STEP
05

売るなら不動産会社を選ぶ

査定額、売却方針、
実績、担当者を比較して決めます。

まとめ|一括査定は「売るため」より「比較するため」に使う

不動産一括査定は、
相続した実家の価値を知る方法の一つです。

一社ずつ探す手間を減らし、
複数の査定価格や不動産会社を
比較できるメリットがあります。

一方で、
複数社から連絡が来たり、
査定価格に大きな差が出たりすることもあります。

STEP
01

査定額だけを見ない

なぜその価格なのかまで確認します。

STEP
02

複数社を比較する

価格・売却方法・実績・担当者を見ます。

STEP
03

売却を急がない

査定したからといって、
すぐ売る必要はありません。

STEP
04

家族で判断材料を共有する

実家の価値を知ったうえで、
売る・残す・貸すを話し合います。

STEP
05

納得できる会社を選ぶ

一番高い会社ではなく、
任せられる会社を選びます。

実家の価値を知ることは、
売ることを決めることではありません。


「いくらで売れるか」を知ってから、
売る・残す・貸すを考える。
一括査定は、
そのための比較材料として使うのがポイントです。

免責事項
本記事は、不動産一括査定や相続した実家の査定・売却について、
一般的な情報をわかりやすく紹介することを目的としています。
査定価格、売却価格、サービス内容、提携する不動産会社、
連絡方法などは各サービス・不動産会社によって異なります。
また、相続登記、税金、遺産分割などについては
個別の事情によって扱いが異なる場合があります。
実際に利用・売却する際は各サービスの最新の利用条件を確認し、
必要に応じて不動産会社・司法書士・税理士・弁護士などの
専門家へご相談ください。

NEXT STEP

実家をどうするか迷ったら、まず価格を知る

売却を決めるのは、そのあとでも大丈夫です。

複数社の査定を比較して、
実家の相場と、
信頼できる不動産会社を確認してみましょう。

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