「相続税がかかるかもしれない」
と分かったとき、
次に迷うのが税理士選びです。

近所の税理士でいいのか。
親の確定申告をお願いしていた税理士でいいのか。
それとも、
相続専門の税理士を探した方がいいのか。

こんなことで迷っていませんか?

「税理士なら誰でも相続税に詳しい?」
「いつ相談すれば間に合う?」
「税理士費用はいくらくらい?」
「実家や土地があるけれど大丈夫?」
「何を基準に選べば失敗しない?」

相続税は、
財産の金額を合計して
税率をかければ終わり、
というものではありません。

特に土地や非上場株式などがある場合は、
財産の評価によって
相続税額が変わることがあります。

「税理士を探す」のではなく、
「相続税に慣れている税理士」を探す。


相続税の税理士選びで見るべきなのは、
料金だけではありません。
相続税申告の経験、財産評価、特例への対応、
説明の分かりやすさまで含めて比較することが大切です。

この記事でわかること
  • 相続税は税理士に頼むべきなのか
  • 相続税に強い税理士とはどんな人か
  • 税理士へ相談するタイミング
  • 税理士費用の考え方
  • 失敗しない税理士選びの7つのポイント
  • 無料相談で確認しておきたいこと
  • 税理士を比較した方がいい理由

相続税申告は税理士に頼むべき?

相続税の申告は、
必ず税理士へ依頼しなければならない
わけではありません。

自分で財産を調べ、
評価し、
申告書を作成して提出することもできます。

ただし、
「自分で申告できる」
ことと
「自分で申告した方がいい」
ことは別です。

税理士への相談を検討したいケース
  • 相続税がかかるか判断できない
  • 実家や土地を相続した
  • 不動産が複数ある
  • 生前贈与がある
  • 相続人が多い
  • 財産の種類が多い
  • 利用できる特例が分からない
  • 申告期限が迫っている

国税庁では、
相続税の申告要否をおおまかに判定できる
「相続税の申告要否判定コーナー」も用意しています。

まず自分で確認し、
判断が難しい部分だけ
税理士へ相談するという方法もあります。

最初から「全部お願いする」と決めなくていい

まずは
「相続税がかかる可能性があるのか」
「自分の場合は申告が必要なのか」
を相談するだけでも構いません。
そのうえで、
自分で進めるか、
申告まで依頼するかを決めることができます。

「相続税に強い税理士」とは?

税理士には、
法人税、所得税、確定申告、
相続税など、
さまざまな業務があります。

そのため、
税理士資格を持っているからといって、
全員が相続税申告を
同じように多く扱っているとは限りません。

相続税に強い税理士を見るときは、
単に
「相続対応」
と書いてあるかだけではなく、
実際の経験を確認します。

01

相続税申告の経験

相続税申告を継続的に扱っているかを確認します。

02

不動産評価

土地や賃貸不動産などの評価に対応できるかを確認します。

03

特例への理解

小規模宅地等の特例など、
適用可能性を検討してもらえるか確認します。

04

他士業との連携

司法書士や弁護士などと
必要に応じて連携できるかを確認します。

「税理士かどうか」より、
「相続税をどれだけ扱っているか」を見る。

税理士へ相談するタイミングはいつ?

相続税の相談は、
遺産分割がすべて終わってからでなければ
できないわけではありません。

むしろ、
相続税がかかりそうだと感じた段階で
一度相談しておくと、
その後の予定を立てやすくなります。

STEP
01

相続財産を大まかに確認する

預金、不動産、株式など、
どんな財産があるか整理します。

STEP
02

基礎控除を超えそうか確認する

相続税が発生する可能性があるか
大まかに確認します。

STEP
03

早めに税理士へ相談する

財産評価や特例など、
判断が難しい部分を確認します。

相続税には10か月の期限がある

相続税の申告・納付期限は、
原則として
相続の開始があったことを知った日の翌日から
10か月以内です。
財産調査や遺産分割に時間がかかることもあるため、
期限直前ではなく、
早めに全体像を確認しておくことが大切です。

相続税の税理士費用はいくら?

税理士報酬は、
全国一律で決まっているわけではありません。

事務所ごとに料金体系が異なり、
相続財産の金額や内容、
相続人の人数、
不動産の数などによって
変わることがあります。

費用が変わりやすい要素 内容
相続財産の規模 財産総額に応じて報酬が変わる場合があります
土地の数 土地評価が増えると追加料金になる場合があります
相続人の人数 人数によって追加料金が設定される場合があります
非上場株式など 評価が複雑な財産は追加費用になることがあります
申告期限までの期間 期限が迫った依頼では料金が変わる場合があります
「○万円〜」だけで決めない

表示されている基本料金だけでなく、
土地評価、相続人加算、
書面添付、戸籍取得など、
何が料金に含まれているのか確認しましょう。


比較するときは
「総額はいくらになりそうか」
を見積もってもらうことが大切です。

相続税に強い税理士|失敗しない7つの選び方

01

相続税申告の実績を確認する

相続税申告をどの程度扱っているかを確認します。
「相続対応可能」という表現だけで判断しないことが大切です。

02

土地評価に慣れているか

相続財産に実家や土地がある場合は、
土地評価の経験を確認します。

03

利用できる特例を説明してくれるか

小規模宅地等の特例など、
自分の相続で検討できる制度があるか確認します。

04

料金体系が分かりやすいか

基本料金だけでなく、
追加料金が発生する条件まで確認します。

05

説明が分かりやすいか

「なぜこの評価になるのか」
「なぜこの特例を使えるのか」を、
普通の言葉で説明してくれるかを見ます。

06

他の専門家と連携できるか

不動産登記があれば司法書士、
遺産分割でもめていれば弁護士など、
他士業との連携が必要になることがあります。

07

質問しやすい相手か

相続は数か月にわたってやり取りすることがあります。
質問への回答や連絡の分かりやすさも、
大切な判断材料です。

一番安い税理士ではなく、
「この相続を任せられる」と思える税理士を選ぶ。

実家や土地があるなら特に確認したいこと

現金や預金は、
基本的に残高を確認できます。

一方、
土地は相続税上の評価が必要になるため、
不動産を含む相続では
税理士選びがより重要になります。

小規模宅地等の特例も確認する

一定の要件を満たす宅地等については、
相続税の課税価格を計算するときに
評価額を減額できる
「小規模宅地等の特例」があります。
適用には要件があり、
相続税申告書への記載や
一定の書類添付も必要です。

国税庁も、
小規模宅地等の特例を受けるためには
相続税申告書への記載や
一定の添付書類が必要と案内しています。

「実家だから必ず特例が使える」わけではない

誰が取得するのか、
どのように利用していた土地なのかなど、
適用条件があります。
自分のケースで利用できるかを確認しましょう。

INHERITANCE TAX SUPPORT

相続税に詳しい税理士を探す

相続税がかかるのか分からない。
実家や土地の評価が気になる。
そんな段階から相談できる税理士もあります。

まずは、

相続税を扱っている税理士の相談内容や料金を比較

してみましょう。

相続税の相談先を探す →

※相談条件・料金・対応地域などを確認したうえでご利用ください。

税理士は1人だけで決めない方がいい?

初めて税理士を探す場合は、
可能であれば
複数の税理士・事務所を比較してみる方法があります。

比較したいのは、
料金だけではありません。

比較したいポイント
  • 相続税申告の経験
  • 土地評価への対応
  • 相談したときの説明
  • 料金と追加費用
  • 連絡方法・対応速度
  • 他士業との連携
税理士比較の目的は、
「一番安い人」を探すことではなく、
「自分の相続に合う人」を探すこと。

税理士への初回相談で聞いておきたい7つの質問

この7つを確認しておく
  • 相続税申告をどの程度扱っていますか?
  • 土地がある相続にも対応していますか?
  • 私の場合、相続税申告が必要になりそうですか?
  • 利用できそうな特例はありますか?
  • 税理士報酬の総額はいくらくらいになりますか?
  • 追加料金が発生するのはどんな場合ですか?
  • 司法書士など他の専門家が必要な場合は紹介できますか?
最初の相談は「税理士を選ぶ時間」でもある

相談したからといって、
その場ですぐ依頼を決める必要はありません。
説明の分かりやすさや
費用の納得感を確認してから決めましょう。

こんな税理士は慎重に考える

税理士選びでは、
肩書きだけでは分からない部分もあります。

一度立ち止まって確認したいケース
  • 相続税申告の経験を確認できない
  • 料金の説明が曖昧
  • 追加料金の条件が分からない
  • 土地評価について十分な説明がない
  • 質問しても答えが分かりにくい
  • 契約を急かされる


「税理士だから大丈夫」ではなく、
自分が納得できるまで説明してくれるかを見る。

税理士への相談から相続税申告までの流れ

STEP
01

財産を大まかに整理する

預金・不動産・株式などを
分かる範囲で一覧にします。

STEP
02

税理士へ相談する

相続税申告が必要か、
どんな手続きが必要かを確認します。

STEP
03

見積もりを確認する

基本料金と追加費用、
業務範囲を確認します。

STEP
04

正式に依頼する

内容と料金に納得できたら
契約します。

STEP
05

申告・納付まで進める

必要書類をそろえ、
原則10か月の期限を意識して進めます。

TAX ACCOUNTANT SEARCH

相続税、一人で判断するのが難しいなら

まずは「申告が必要か」から確認してみる。

相続税には申告期限があります。
実家や土地がある、
財産額が基礎控除を超えそう、
特例が使えるか分からないという場合は、
早めに確認しておくと安心です。

相続税に詳しい税理士を探す →

※相談条件・費用・対応内容は各サービス・税理士事務所で異なります。

まとめ|税理士は「安さ」より「相続税の経験」で選ぶ

相続税申告は、
自分で行うこともできます。

しかし、
土地や複数の財産があり、
評価や特例の判断が必要になるほど、
専門家へ相談する意味は大きくなります。

税理士を選ぶときの7つのポイント
  • 相続税申告の実績
  • 土地評価の経験
  • 特例への対応
  • 分かりやすい料金体系
  • 説明の分かりやすさ
  • 他士業との連携
  • 質問しやすさ
相続税の税理士選びは、
「誰でもいい」ではなく、
「この相続に合う人」を探すこと。


まだ依頼すると決めていなくても、
相続税がかかりそうなら
まず相談して全体像を確認する。
そのうえで、
自分で進めるか、
税理士へ任せるかを決めればいいのです。

免責事項
本記事は、
相続税および税理士選びについて
一般的な情報をわかりやすく紹介することを目的としています。
相続税の申告要否、財産評価、
小規模宅地等の特例などの適用可否は、
個別の財産状況や相続関係によって異なります。
実際の申告や税務判断については、
国税庁の最新情報を確認し、
必要に応じて税理士などの専門家へご相談ください。

START FROM 39

相続は、分からないところから整理すればいい

税金。実家。手続き。家族との話し合い。

全部を一度に理解する必要はありません。
自分に必要なことから、
一つずつ確認していきましょう。

Start From 39では、

「次に何をすればいいか」

が分かる相続情報を整理しています。

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